2006年08月17日

イエメン戦

オシムイライラ 選手入れ替え示唆

 イビチャ・オシム監督(65)率いる日本代表は16日、新潟スタジアムで3連覇を目指すアジア杯の予選A組第2戦でイエメン代表と対戦。MF阿部勇樹(24)とFW佐藤寿人(24)のゴールで2―0と勝利、A組首位を守ったが、引いて守る相手に大苦戦。指揮官はアイデア不足、ボール回しが遅いなどの問題点を挙げて、9月の中東遠征に向け選手の入れ替えを含めチームを再構築する方針を示した。

 ペットボトルを投げつけた。我慢の限界だった。後半24分、巻のヘディングシュートがGKに防がれたのを見るとオシム監督は怒りのパフォーマンスを見せた。日本代表のふがいなさに65歳の老将は、じっと耐えることができなくなった。

 放ったシュートは30本も奪ったのは2点。以前と変わらぬ決定力不足だった。前半は我慢していた指揮官はハーフタイムに「リスクを冒して攻めろ。後ろに3人もいてどうするんだ」とまくし立てた。後半開始からDF駒野に代え、左右に動き回る羽生を投入。好采配で流れを引き寄せ最後に勝ち点3は手にしたが、内容には不満しか残らない。

 試合後の会見では「私が不満な点を申し上げましょう」と自ら切り出した。「DFラインでのボール回しが遅かった。各駅停車のよう。それも駅がいっぱいある。それでは相手の陣形を崩すことなどできない。左右に動かしてもスペースはできない。相手も到着する。数的有利がつくれなかったことが不満」とイラ立ちを隠さずに語った。中央を固める相手を崩すにはサイドを突くしかないが、日本はDF4人のうち3人が残り、横パスばかりで、サイドを変えるのに時間がかかるため逆サイドのスペースを埋められてしまう。指揮官はその点を指摘した。

 セットプレーにも「打ち合わせと違う蹴り方をした。もっと強い相手なら取り返しがつかない。日本のように技術があるなら5回に1回は決めないといけない」と苦言を呈した。

 中東のチームが引いてくるのは想定内だった。「アイデアのあるプレー、頭を使ったプレーが不十分だった。例えば日本が引いて相手をつり出して、そのスペースにパスを出していけばもっと楽になる。無駄にパスを回し、無駄に走って体力を消耗していた」。相手が引いてくるのも背が低いのも試合前に情報を与えた。「考えること」をテーマとしながら対応できなかったチームを嘆いた。守備面には「規律があって組織だっていて、忍耐強さもあった」と収穫を認めながらも、攻撃面には最後まで手厳しかった。

 9月6日にはイエメンとアウエーで再戦する。「次の試合までには戦術上の問題、アイデアを持った攻撃をどう行うか、選手の入れ替えを含めていくつかのことを考えたい」とメンバーの入れ替えの可能性も示唆する。「サッカーでは得点のアイデアを固めるのが難しい」。目指すレベルは高い。「敗北こそ最大の教師」という名将は勝ってなお日本の問題点に目を向けた。

 ≪オシム監督に聞く≫

 ――セットプレーで2得点したが、流れの中の攻撃には満足したか?

 「相手がファウルでしか止められないプレーをすることが大事。それまでのプレーはまずまずだが、FKには満足していません。FKとCK合わせて20本以上あったが、日本のような技術が高いチームならば、最低でも5本に1回ぐらいは決めないといけない」

 ――後半開始から羽生を投入した意図は?

 「そんなに面白い問題ですか?交代の羽生は、素晴らしいものでも、ひどいものでもなく平凡でした。指示としては、動き回って左右に開けということ。イエメンには小さくて速い選手がいたので、羽生をマークさせて中盤や逆サイドにスペースを空けさせようとした」

 ――初戦と比べて進歩はあったのか?

 「守備面については、規律、組織性、忍耐強さなどの面で進歩があったと思う。強いチームというのは守備がしっかりしているのが今のサッカー。そういう点では進歩がなかったわけではない。でもきょうの試合は皆さんには不満の残る試合ではなかったですか?そのことを心配しています」

 ――浦和など、同じクラブの選手を多く招集しているが、今後もそれは続くのか?

 「私が以前いたクラブの選手はみんないいプレーをしましたか?ならば、私はみんなジェフの選手を呼びます。浦和や千葉については、代表に選ばれる力があったから呼んだのです」

イエメン戦2−0で勝ったが、走るサッカーではない。

みな立つていた。

走りこみなし、バックパスの連発じゃ、相手は崩れない。
posted by soccerboy at 20:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー国内
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