2005年12月11日

甲府J1昇格

バレー6発で決めた!甲府悲願J1

甲府がJ1昇格を決めた。J1・J2入れ替え戦第2戦、アウエー日立柏サッカー場で柏と対戦し、FWバレー(23)のJリーグ史上最多の1試合6ゴールを決める活躍などで6―2で大勝。2戦合計8―3の大勝で悲願のJ1昇格を決めた。来季予算は過去J1クラブ最低の10億円しかない見通しだが、それでもJ1に新風を吹き込む。

 ぼう然とする柏イレブンの横で、甲府の歓喜の胴上げが始まった。大木監督の体が3度宙に舞う。海野一幸社長は「お金がなくても戦えることを証明できた。1年でJ2に落ちるかもしれないけど、来季も全力で戦いたい」と、うれし涙を浮かべながら頼もしそうに選手たちを見つめた。

 開始早々の一撃が勝負を決定づけた。前半10分。DF杉山のシュート気味のボールを受けたFWバレーが右足で先制点を決めると、その後はゴールラッシュ。古巣相手に燃えるFW長谷川が、MF倉貫が、藤田が豊富な運動量で何度もゴールに迫った。結果的にはバレーがJ1記録となる全6得点を挙げたが、全員でつかんだJ1昇格。倉貫は「自分たちがやってきたことに自信を持っていた。勝利は必然だった」と胸を張った。

 J2が発足した99年から加盟したが3年連続で最下位。00年に26試合勝利なしという不名誉な記録をつくるなどJ2のお荷物といわれた。資金難からクラブ倒産の危機もささやかれた。競技場に樽を置いて募金を訴えたこともあった。今季の運営資金はJ2でも中位の推定6億2000万円で、柏の推定28億円の4分の1にも満たない。専用の練習場もなく、山梨県内の10カ所の施設を転々とする。スポンサーとの食事会や美容院、温泉を無料にしてもらうなど昇格の裏には地元の温かい支援があった。

 選手の推定平均年俸は300万円。今季開幕当初、海野社長は「まだJ1は早い」と話していた。資金面の問題などからJ1での運営は困難と考えていたが、厳しい環境で結果を残す現場、熱狂的なサポーターの声に後押しされ、本気で昇格を目指す方針を固めた。選手に、その意思を伝えたのは天皇杯千葉戦後の11月10日。「みんなでJ1に昇格しよう」。ちょうど1カ月後、その言葉を現実のものにした。

 J1に昇格する来季予算は推定10億円程度で、J1史上最も緊縮予算のクラブ誕生となる。それでも、07年にはクラブハウス、天然芝、人工芝のピッチ各1面を持つ施設が完成予定だ。攻撃的サッカーを貫き結果を出した大木監督は「来季は針の先に立つような気持ち」と心境を表現する。お金はなくても、気持ちで勝負。甲府が来季J1の台風の目になる可能性は十分にある。

 ≪「いろいろ思い出して…」号泣≫FWバレーが1試合6得点のJリーグ記録でJ1昇格に花を添えた。入れ替え戦通算7得点のヒーローは試合後サポーターにあいさつを終えると顔を覆って号泣。「今までのことをいろいろと思い出して泣いてしまった。6得点というのは初めてだけどきょうは何点でも入れようと思った」と試合を振り返った。

 今季大宮から移籍し、J2得点ランキング2位のストライカーに成長した。故郷ブラジルでの生活は貧しく、スーパーでアルバイトをして家計を支えた。それだけに「今とてもいい生活をさせてもらっている」とサッカーに集中できる環境に感謝する。「甲府に来て一番最初に受けた取材で甲府をJ1に連れて行くと言った。もちろん甲府にいたい」と、今後もエースとして甲府を引っ張る。

 ≪小倉 岐阜FC移籍へ≫今季限りでの退団が決まっている元日本代表FW小倉隆史(32)が、東海社会人リーグの岐阜FCへの移籍が濃厚であることが明らかになった。岐阜FCは01年4月、岐阜市に発足。今季、同リーグ2部8勝5分け1敗で2位となり、来季の同1部昇格を決めた。


甲府がJ1昇格した。

これ以上の言葉は、必要ないだろう。
posted by soccerboy at 23:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | Jリーグ

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